天使の梯子 村山由佳
太陽の光が雲の切れ目から漏れて放射状に地上へ降り注ぐように見える現象
英語でAngel'sLadder
名前からしてもなんとも神々しいイメージですし
天使が地上へ降りてくるための梯子なんて名前をつけた方のセンスがすばらしい
そんな素敵な名前のこの小説
天使の卵の続編だったのはあとからしりまして、ぼくはこの小説からでした
なんてことも無い日常のなか、いきなり何の予兆も無く訪れる別れ
あんなことをいうつもりではなかったのに
何故もっとやさしく出来なかったのか
すべての後悔ははれることはない
そうしたことすべて、引き受けて生きていくしかない
残された人間は、すべてのことを引き受けて生きていくしかない
育ててくれた祖母との突然別れを受け止められない主人公へ
そんな言葉をかけるヒロイン
その言葉に隠されたヒロインの過去をある男との出会いから知る主人公
こんなふうに人を愛し、生きて行けたら、きっと幸せなんだろう
と、大学生の時に憧れた理想のカップル像
そんなときもありました・・・・